３．１１の誕生日に思うこと

3月11日は私の誕生日。




昨年の初めに、「2011年の一番エネルギーの強い日は3月11日あなたの誕生日」と
言われていました。

友人が何を感じ何を思って、そういったのか？？
その時の私には良く判りませんでした

その時はそうなんだ？？
そんなこともあるのかしら？？と受け流したのを覚えています。

だけれども・・・2011年3月11日が強い日？？？
何かが起こる可能性のある日と認識していました

3月始めに、その友人から
先日大きな太陽フレアが起こったから
これから何かが起きるかも知れないから、いよいよ気をつけていてね
と、もう一度連絡を貰いました。

そして、あの日2011年3月11日
東日本大震災がおきました。

その日は次女の高校入学説明会で横浜におりました。

午後2時46分。
高校体育館の「ドン」という音と共に震度5強のゆれを感じたその瞬間、
私の中の誰かが言いました。

「着た！！」

それはその瞬間に動揺している私自身ではなく
他の誰か？

どこか冷静にそのことを受け止めている、もう一人の私


3月11日のその日が来る事を数ヶ月前に教えてもらっていた私
でも、それがどのような物で、どのような形で来るかは解かっていませんでした

しかし、3月11日その日に何かが起こるということ
それだけは解かっていました。


この1年、そのことをずっと考えてきました


「知る」ということ


もしかしたら人間は、知っている。
それだけでも心に受ける衝撃は大きく違うのではないでしょうか？

私はあの日がくる事、何かが起こるということを知っていました

その心の準備があった。
知っていたそれだけで、動揺をしながらも
どこか冷静に心がまえがあったように思えて仕方ありません。


昨年の秋に、その連絡をしてくれた友人と話し
そこで、「どうして3月11日が解かったの？？」と聞くと
友人は驚くような返事をくれました・・・・それは

「え！！私がそんな事を言ったの覚えていないよ・・・本当？？」
友人は私に忠告をしたことをまったく覚えていないと言うのです

不思議な事です。
人の理解を超える、何か？がそこに有るのかもしれません。


我が家の次女は
2010年の秋、進学する高校を決めている時に
我が家のある湘南地域の私立高校で滑り止めの学校を決める時

学校選びでずっと言い続けた条件がありました。
それは、「沿岸部の高校は絶対に受けないよ
誰がなんと言おうと、海のそばはダメ」

これには通っていた塾の先生も、親である私自身も
「どうして、あなたの学力ではここが良いのよ！」と沿岸部の私立高校２校を
候補に上げましたところ。

「お母さん無理だよ、誰がどう言おうと無理な物は無理
私は絶対にその高校は受けないよ」と頑として言う事を聞きませんでした

そこで、理由を聞くと娘は
「その高校の場所では地震後の津波で絶対に助からないから
私は行きたくない」

これは昨年の震災の３ヶ月前の私と娘の会話です。

何故だったのでしょう？？
津波の恐怖の画像を見せたことも、話した事も無かった子なのに

でも、娘はあの津波の恐怖を震災の前に
知っていました。

人間・・・・いえ
私たち命あるものは不思議な力を持っているのかもしれません
時間という概念を超えた何かによって

その事が起きる前に、
友人も娘もこの震災の何かを感じ取っていました。


何かを知り、何かを感じて生きる

今後起きてくるかもしれない、災害・人災・天災
どのような出来事であっても、

私たちの周りにはそのことに気がつくシグナルが起きているのかもしれません。


私たち人間は、様々な出来事・状況のなか
起こりうる困難を回避する方法

己の心の声を聞くという

選択があっても良いと私は思います。

２０１２年３月１１日　５０歳の誕生日を迎えたその日に
こんなお話をしてみたくなりました。

大変な時代に生きることを、私たちの一つ一つの魂は選んで生まれてきました。

この現代の日本を選んで生まれてきた魂を、私たちは持っています。

己が選んだというこの現実を
自分自身に納得させて生きる

そんな風に感じた５０歳の３月１１日でした。

どのような人生であろうと、全てが完璧であると
自分に話しかけながら今日も眠りにつきます。

今日まで生きることが出来た最大の感謝を込めて

ありがとうございます、そしてこれからもよろしくおねがいします。